近年の技術の進化に伴い、IT業界における仕事の需要は増加傾向にあります。とはいえ、IT業界での仕事は希望をすれば誰しもがなれるというわけではありません。知識や技術など、それぞれの職種に求められるスキルを身に付けていくことが必要不可欠です。
システム開発のプロジェクトで国内と海外の企業の橋渡しが主な仕事になる、ブリッジSEと呼ばれる職種も同様のことが言えます。
ブリッジSEは仕事に就くために必要な資格はなく、その代わりに求められるのが実務経験です。ここで挙げるのはシステムエンジニアとしての実務経験になります。企業との連絡の橋渡しをする上で、当然そのプロジェクトに関わる知識を身に付けておかなければいけません。エンジニアとしてのキャリアが豊富であれば、それだけ臨機応変な対応もしやすくなるので面接の時に好印象を与えることができます。
そして基本とも言える語学力も大事なポイントの1つです。海外の企業と話をする時にその国の言葉が話せなければコミュニケーションを取ることはできません。最低限、英語で日常会話ができるくらいの語学力が必要だと言われています。これら以外にも、ブリッジSEに求められるスキルや心得ておくべきことがあるようです。
また仕事を探す際は、一般的に求人サイトなどを活用しますが、ブリッジSEは他の職種に比べて募集が少ないのが実情です。これは、求人の数が少ないのではなく、プロジェクトマネージャーや上級SEといった別の呼び方で募集されていることで気が付かない人が多いのが理由となります。
英語が応募の最低条件となっていたり、仕事内容がオフシェアと記載されていたりする場合はブリッジSEの募集である確率が高いので、この点に注意して探すといいでしょう。